謹んで新春の祝詞を申し上げます。
昨年は、格別なご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
2024年、育星舎グループは新たな価値を創造し、皆様に愛される塾となるべく一丸となって邁進する所存です。
さて本来ならば新年の抱負などを熱く語るべきところでしょうが、塾としてはこの時期そんなことやっている場合ではないですし、受験生もそんな話を聞いている場合ではない!
育星舎の入江塾では元旦から正月特訓の真っ最中です。
ということで今回もお勉強の話(笑)
受験生の皆さんは今まさに過去問演習の真っ最中ですね。
今回は正しい過去問との付き合い方について。ただしここで言う過去問とは「自分の志望校の過去の入試問題」ですので悪しからず。
まず過去問は「勉強」のための教材ではないということ。つまり過去問で勉強してはいけません。なぜなら入試で最も出題される可能性の低い問題を集めたものが過去問集だからです。一度出た問題が再出題なんてことはないわけではないですが限りなく少ない。
それは自己診断のため。
模試の判定など正直全く当てになりません。
問題がそもそも皆さんの志望校の問題とは異なるからです。
過去問で合格点がとれるか。これが最も分かりやすい判定となります。
偏差値をいくら上げないといけないかではなく、あと何点あげないといけないのか。これが大事。
毎日の勉強が終わったときに「今日は3点あがったな!」と思えるような勉強を心がけましょう。
次に弱点の発見
過去問で解けない問題があるとするとその背後には無数の理解できていない内容があると考えましょう。そうあのカサカサ動き回る黒光りする昆虫のように…(恐怖)。
それらをテキストで勉強し潰していくのが勉強であって、過去問自体で勉強するのではないということです。
逆に背景知識は十分でも普段解きなれていない傾向の問題は攻略法を身に着けていかなければいけません。
最後の目的は練習試合。
なかでも時間配分が最も重要です。
本番で一番言ってはいけないのが「時間が足りなかった」です。当然問題傾向は変わる可能性はありますが、万が一本番で新傾向の問題が出題されたらその問題を最後に回せば不慮の事故はなくせます。
紙面の関係上さっぱりまとめましたが本当に重要な過去問の使い方。以前に詳しく書いた記事がありますので興味のある方はそちらをお読みください。
最後になりましたが受験生の皆さんは、入試本番がいよいよ目の前に迫っております。くれぐれも体調に気を付けてこれまでの努力の成果を存分に発揮してきてください。