魚を与えるのではなく、釣り方を教える

育星舎グループ代表の村東です。

ただいま私も夏期講習の真っ最中!ということで今回の代表ブログは短めですのでご安心ください(笑)

魚を与えるのではなく、釣り方を教える

先日、東京の大学へ進学したSOIL卒業生のM君が教室に遊びに来てくれました。

彼は現在2回生。釣りが大好きで、帰省するとずっと琵琶湖にいるような子なのですが(これを書くとSOIL生には誰だかわかってしまいますね…笑)、今年の夏休みは実家に引きこもり、どこにも遊びに行かず、公認会計士の試験勉強をしているそうです。

そんな彼から嬉しい一言が。

M君
M君

SOILに通って本当によかった~!!

いったい何が良かったのか。

彼曰く「理解することの楽しさを教えてくれたから」だそうです。

大学で経済学の勉強をしていても、資格試験の勉強をしていても「わかる」となんでも楽しい。

最初、公認会計士の勉強も「つまらなさそう」と躊躇していたそうですが、始めてみたら理解するたびに楽しくなるから、おそらくこれからどんな勉強をすることになっても、きっと楽しくなるだろうなと思えるようになったとのこと。

難関有名大学に合格したことではなく、「勉強することの楽しさを教えてくれた」と感謝されるのは、塾で教える人間として何より嬉しい。

勉強した知識以上に、勉強の仕方を知り、勉強の楽しさを知ったことが、卒業生たちの将来に役立っていると実感できるからです。


老子の格言で、『授人以魚 不如授人以漁』という言葉があります。

「飢えている人がいるときに、魚を与えるか、魚の釣り方を教えるか。」 という意味で、「人に魚を与えれば一日で食べてしまうが、釣り方を教えれば一生食べていける」という考え方です。

  実はSOILを開校する頃、自分の子どもと一緒にできる趣味を、と思って始めたのが釣りでした。

きっかけはこの格言。子どもの教育にも良いかなと。

ま、今では子ども以上に自分が一番釣りにはまってしまっていますが(笑)

 だからSOILの指導方法にも当然ながら影響を与えています。

知識を与えるのではなく、その習得方法を身に着けてほしい。そうすればこれから世界がどう変わろうときっと対応できるから。

その開校時に入塾したのがこのM君。

そして当時、釣りなんてやったことがなく、針の結び方も知らない私に「魚の釣り方」を教えてくれたのが、実はこのM君。

つまり彼は私の釣りの師匠なんですよね(笑)

結局「魚の釣り方」を教えたのはお互い様だったということですかね(笑)

今日はこのへんで。