受験本番に強くなる勉強法
代表の村東です。
さて12月に入りいよいよ受験シーズン本番。各部門の受験生も追い込みをかける大切な時期です。
ただ、この時期は勉強を頑張ることはもちろんですが、もう一つ大切なことがあるのです。
それが「本番に強くなる」ということ。
どれだけ入試当日まで頑張っていても本番で力を発揮できなければ台無し。
しかし入試というのは一種の競技。スポーツと同じように本番の結果のみが評価され、それまでの努力など一切評価されません。
そのため入試は「運」が絡むと考える人もいます。E判定でも合格する人がいる一方で、A判定で不合格となる人もいるのが現実。
しかしこれを「運」という言葉で片づけず自分でコントロールすることが大切です。
「運」をコントロールする
当日の体調、問題との相性、緊張…。
当日力を発揮できない原因はある程度予想できます。ならば徹底的にその不安要素を排除すればいい。
「運」というのは確率の問題。100%にはならないとしても、「不運」が起きない確率を極力100%に近づけるのです。
だからといって「神頼み」する前にやるべきことはたくさんあります。
- 本番と同じ時間に同じような環境で過去問を解く
- 試験前日に寝る予定の時間に寝て、試験当日の起床予定時間に起きる
- 事前に試験会場まで試験当日と同じ交通手段で同じ曜日・時間に行く
- 試験当日持っていく筆記用具を普段から使う
- 手洗い・うがいなど徹底的に体調管理を行う
などなど例を挙げればキリがないですが、大切なことは一つだけ。
練習の時から常に本番を意識するということ。
練習でやっていないこと、普段と違っていることが試験本番で不安要素となり、緊張を生み、メンタルを不安定にするのです。
当然練習でやっていないことを本番にやらないのも大切。
いつもと解く順番を変える、いつもより急いで解くなんてことは厳禁です。
過去問演習は勉強というより練習試合。本番に出てくる「不運」な要素を見つけ出し事前に「分かっておく」。
そうすることで「想定内」の事態に収めるのです。そうすれば当日パニックになることなんてないでしょう。
そして何より環境を本番に近づけるだけではなく、解いている本人が本番をいかに意識できるかが大切です。
もし心配性な人で、今この時期すでに入試が不安で夜眠れない人がいたら、それはとても良いことだと思います。
だってそれが「当たり前」の状態になっているから。
試しに眠れなかった次の日、寝不足で過去問を解けばいい。別にそんなに点数は変わりませんよ。それが「分かっている」ことが大切。
受験で学ぶのは知識だけじゃない。こういったメンタルの鍛え方もきっと将来役立ちます。
それでも不安なら最後は神頼み(笑)。北野天満宮へお参りに行きましょう。
ただし神様にお願いする前にやることはまだまだたくさんありますよ。最後の最後まで頑張りましょう!
保護者の方へ
試験当日の朝トンカツとか出すのは厳禁です(笑)
気合いれてお弁当を作るのもやめましょう。いつものお弁当でいつもの量をいつものお弁当箱で。
そんなことしたらお昼からの試験でお腹痛くなりますよ。長文のお手紙もやめときましょうか笑
子どもの前で絶対に特別感を出さない。普段通り。そわそわしても普段通りの演出を。
「あら、今日入試なの?」くらいの勢いで笑
保護者がやるべきことは入試までの体調管理。これにつきます。
あとは神頼みをするなら本人ではなく保護者かなと。子どものためではなく自分の心を落ち着かせるためにも。